1965-05-27 第48回国会 参議院 本会議 第22号
しかるに、自民党は、審議を進めれば進めるほど、農地補償法案の悪法なる事実が国民の前に露呈されることをおそれ、両党間の約束を破棄し、さらに、多数の暴力的力をもって、中間報告、審議打ち切りを強行するに至ったのであります。
しかるに、自民党は、審議を進めれば進めるほど、農地補償法案の悪法なる事実が国民の前に露呈されることをおそれ、両党間の約束を破棄し、さらに、多数の暴力的力をもって、中間報告、審議打ち切りを強行するに至ったのであります。
言論の自由というもの——ほんとうに人に妨害を与える暴力的力の行動を発揮することは、国会では許されませんが、言論はかなり過激にわたった点でも自由を保障せられておるのでありまするから、本案のごとき重大なる国会に影響のある案件が出たときこそ、常に新憲法を守り、民主主義だと称する社会党のごときは、率先して自分の信念をこの席上に吐露すべきでありましょう。
おそらく、今回の会期延長の問題も、諸君の多数の暴力的力によつて押し切ることができ、あるいはまた、破壞活動防止法案を筆頭に、労働三法の改悪はもちろん、警察法の改正のごとき……。
かような若し虞れなしといたしましても、この種の右翼傾向を持つところの團体が全國到る処に、而もこれらの團体の行動は、御承知のごとく、街の顔役といたしまして、その強力なる暴力的力権、暴力的の力、團体的の背景の威圧力を以ちまして、善良なる國民に対しまして、行爲、不行爲を要求いたしまして、幾多の國民がこの威圧の前に屈服いたしまして泣いておる事実は、皆様の夙に御承知のことと存ずる次第であります。